空気感までも描き尽くす高音質。
ソニー最高峰インイヤー SONY IER-Z1R ・3つのドライバーを組み合わせた新しいHDハイブリッドドライバーシステム -100kHzの超高音域再生を実現する5mmドライバーユニット -マグネシウムドーム振動板採用12mmドライバーユニット -マグネシウム振動板採用BAドライバーユニット ・音の分離感を実現するリファインドフェイズ・ストラクチャー ・自然な音の繋がりを可能にするサウンドスペースコントロール ・長年の使用に耐え得るジルコニウム合金ハウジング ・Made in JAPAN 3つの異なるドライバーの長所を組み合わせた新しいHDハイブリッドドライバーシステムを搭載 ■12mmダイナミックドライバーユニット 軽量・高剛性が求められるドーム部に、薄膜のマグネシウム合金を、しなやかさが求められるエッジ部にはアルミニウムコートLCPを採用しました。
■BAドライバーユニット トゥイーターの振動板には実用金属中でもっとも比剛性が高く、かつ高い内部損失を誇るマグネシウム合金を、ボイスコイルに伝送効率の高い銀コート銅線を採用しました。
さらに、端子部には金メッキを施すことで導電性を向上しています。
■5mmダイナミックドライバーユニット 独自開発の振動板と外磁型磁気回路を採用。
100kHzにおよぶクリアな超高音域再生と小型化を両立しました。
今までにない音の分離感を実現するリファインドフェイズ・ストラクチャー 高剛性かつ高い内部損失を持つマグネシウム合金をインナーハウジング材料に採用。
全てのドライバーユニットを1つのインナーハウジングに取り付け、それぞれのユニットから出た音が最適な位相で合わさるよう、音が伝わる経路の構造を緻密に調整しました。
自然な音の繋がりを可能にするサウンドスペースコントロール ドライバーユニットの後方に設けた拡張音響空間に極細の音響管を接続することで、振動板背面の通気をこれまでにない精密さでコントロール。
豊かで最適なバランスの中音域の再生と、低音域から高音域にかけての自然な音のつながりを可能にし、広がりのある音場を実現します。
ツイストペア構造採用銀コートOFCケーブル 電流が流れることによって外部に発生する磁束を、往路と復路の導体を互いに撚りあわせることでキャンセルし、伝送ロスを低減。
同時に外部からケーブルを貫通する磁束によって発生する電流ノイズの影響も低減し、スケール感のある解像度の高い高音質を実現します。
OFC(無酸素銅)の表面に純銀コートを施した、二重構造の導体を採用。
信号伝送ロスを最小限に抑え音の劣化を少なくし、なめらかな高音域の再生を実現します。
Φ3.5mmのステレオミニプラグに加え、Φ4.4mmバランス標準プラグを採用したヘッドホンケーブルも付属。
バランス接続をすぐに楽しむことができます。
長年の使用に耐え得るジルコニウム合金ハウジング 長期間の使用を想定し、ハウジングにジルコニウム合金を採用。
ジルコニウム合金は非常に高い硬度を持ち、かつ高い耐食性を持つ材料です。
傷つきにくく錆に強いため、末永くご愛用いただけます。
Made In Japan 熟練作業者によるハンドメイド IER-Z1RはMDR-CD900STに代表されるプロフェッショナル向け音響製品を長年に渡り生産している日本の工場で組み立てられています。
プロ用製品で培われた厳しい品質管理の元、熟練作業者により手作業で一つ一つ丁寧に組み立てられ、厳しい検査をパスしたのち出荷されます。
■その他特徴 ・高音質ネットワーク回路・高音質はんだ ・非磁性体金メッキプラグ採用 ・高い装着性を追求したハウジング形状 ・素早くフィットするハンガー形状 ・信頼できるハードケース ・独自設計のシリコン製ケーブルホルダー付属 ・ケースとホルダーは磁力で固定 ・合計13種類のイヤーピースを付属 製品仕様 型式 密閉ハイブリッド ドライバーユニット ハイブリッド 最大入力 100mW インピーダンス 40Ω 感度 103dB/mW 再生周波数帯域 3Hz-100kHz 質量 約26g(ケーブル含まず) 付属品 ・ヘッドホンケーブル約1.2m ・バランス接続用ヘッドホンケーブル約1.2m ・ハイブリッドイヤーピースSS/S/MS/M/ML/L/LL各2個 ・トリプルコンフォートイヤーピースSS/S/MS/M/ML/L各2個 ・キャリングケース ・ケーブルホルダー ・クリップ ・クリーニングクロス 形状は先行して発売されているIER-Mシリーズに近いながら、垂直方向の厚みが大きく増しています。
ステージモニターとして目立ちにくく設計されたIER-Mシリーズとは対称的な筐体設計ですね。
ややゴツめな形状ながらフィッティングは良好で、この辺の設計力は流石のソニーといったところ。
試聴してまず印象的だったのが、中低域の奥行きの広さ。
非常にのびのびと響くにも関わらず、ファットな印象は全く無く、極限まで整えられた『色付け』の巧みさを覚えます。
楽器本来の音色の美しさに加え、弦楽器の胴鳴りやピアノのハンマーが落ちる音など、細かな音を強調することなく、それでいて確かな定位感もあり、一音一音の存在をしっかりと感じられます。
また、高域にかけての緻密な解像感も見事。
極めて細やかに描写されつつも、いわゆるワザとらしさは皆無。
ハイハットやウィンドチャイムのように潰れがちな音もひとつひとつ粒立ち良くクリアに鳴らしてくれるので、広大な音場表現のどこに意識を寄せても、全く違和感がありません。
そして何より素晴らしいのは、これらの各要素が驚くほど自然に繋がっていること。
ハイブリッドであることを感じさせない完成度は、あらゆる音源を生々しく、かつゴージャスに鳴らしてくれます。
苦手なジャンルを探してやろうと色んな楽曲を再生する度に返り討ちに遭っているうちに、気付けばこのイヤホンの虜になっていました。
ソニーならではの作り込まれた音色と、ナチュラルな再生感が違和感なく同居する、まさに渾身のフラッグシップ・モデル。
ぜひ皆様もご体感下さい。
【試聴環境】Sony NW-WM1ZAstell&Kern ACRO L1000【試聴音源】Honesty / Billy Joel(24bit/96kHz)ホトハシル / ORESAMA(32bit/96kHz)The Beginning / ONE OK ROCK(16bit/44.1kHz)ヴァイオリン協奏曲 四季より「冬」 / 石川綾子(24bit/96kHz)AIN’T NOTHIN’ LIKE A FUNKY BEAT / HIDEKI NAGANUMA(16bit/44.1kHz) 他 まず最初に印象に残ったポイントは音の広がり。
スケール感が非常に大きくイヤホンとは思えないような広い空間をお楽しみ頂けます。
壁を感じさせない広大な音場は正にイヤホンの枠組みを超えた音質だと感じました。
まさにメーカーが目指した「コンサートホールの特等席で聞いているような」感覚です。
それに加えイヤホンが得意な分野である緻密で繊細な表現も両立しています。
ボーカルの息遣いや唇の動き、楽器の胴のなり部分まで手に取るようにつかめ気品あふれる音色は正にハイエンドオーディオ。
微細な音もしっかりと表現してくれるのですがチリチリとしたいわゆる「わざとらしい」表現ではなく自然に再生してくれるのがポイント。
これもあえて超高域部分にダイナミックドライバーを採用したおかげなのでしょうか。
レンジも非常に広く、湧き上がる様な超低域や一片の曇りもない伸びやかな超高域を楽しめます。
またハイブリッドドライバーにもかかわらず音のつながりが一つのドライバーで鳴らしているかの如く滑らか。
違和感がなく自然な音質なので聴き疲れも起こしにくく長時間のリスニングも疲れずにお楽しみ頂けるかと思います。
イヤホンの枠組みを超えた驚きのスケール感とイヤホンならではの繊細で緻密な表現力が見事に合わさった製品だと感じました。
装着感に関しましても、大ぶりなハウジングであるのにもかかわらず、ピッタリと耳の中に収まりびっくりしました。
耳へのアタリが少なく長時間装着していても快適です。
イヤホンの形状はもちろん耳にかかる圧力が均等に分散するようにドライバーの配置を最適化。
重心を最適化させることで快適な装着感を実現しました。
DAPはNW-ZX300で試聴を行ったのですがこの音質をこれまでコンパクトなサイズで実現できるなんて。
ぜひ一度ご試聴して頂きたい素晴らしい製品だと思います。
楽天で購入176,170円(税込み)